午前2時。暗い部屋に時計の音がこだまする。目を瞑ってみても瞼の裏ではグルグルと目玉が回る。 ボヤボヤと頭に浮かんでは消えてを繰り返すのは今日の失敗、昨日の失態。 何年にも前にかいた恥が未だに私の胸の内でぐるぐると渦巻いている。 羞恥やら後悔や…
思い返すとよく海に逃げていた気がする。 一人でいても気に留められない。 気にされることがない。 一人になれる場所。 ただじっと、車の中から海を眺めてた。 全部投げ捨てたくて、 全部から逃げたくて。 誰の声も聞きたくない。 悪いのは俺だ。って、わか…
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